Art Center Ongoing の10年間のドキュメント本を制作したい!CAMPFIREにて。

Date : 2017/12/23

長年お世話になっておりますArt Center Ongoing。吉祥寺にオープンしてから10年間の活動を集約したドキュメント本の制作のクラウドファウンディングをCAMPFIREにて実施中です。プロジェクト支援のリターンとして本を入れるためのオリジナルBOXづくりの機会を頂きました。2017年、ベストな1枚は『牯嶺街少年殺人事件』。2018年、ベストな1冊は『Ongoing10th本』か?ん〜これは欲しい。新年1月28日まで!皆様からのご支援、心よりお待ちしております。

詳細情報はこちらから
https://camp-fire.jp/projects/view/55990
[browser-shot width=”600″ url=”https://camp-fire.jp/projects/view/55990″ target=”_blank”]


オリジナルBOX(鷺山啓輔)

以下代表の小川さんのご挨拶より

はじめまして。私はArt Center Ongoing代表の小川希と申します。今回のクラウドファウンディングにあたり、まずこのアートスペースの成り立ちについて少し説明をさせてください。どうぞよろしくお願いします。

10年前に私がこのスペースを立ち上げた際、東京でまだ無名の作家が公に向けて作品を発表するとすれば、貸しギャラリーに10〜20万円を払って1週間展示をするといった方法しかありませんでした。ただ、そうして個展を開催したとしても、来てくれるのは友達か親類だけということがほとんど。私はそうした状況をどうにか変えたかった。アートを通じ、もっとたくさんの人々が出会い、自身の物の見方や考え方や生活をリフレッシュできる、そんな場所が欲しいとずっと思っていたからです。そこで立ち上げたのがArt Center Ongoingです。

Ongoingとは現在進行形の意味を持つ言葉ですが、あえてArt Center と名付けたのは、アートを中心として様々な人が集えるようなそんな場所になったらいいという想いからです。Ongoingは作家に無償で展示場所を提供し、入場料とカフェの売り上げのみで運営されています。当然のことながら、そうした収入だけで場所を維持していくことは簡単ではありません。そのため毎週末にイベントを行い沢山の人に来ていただく必要があり、気がつけばそうした運営を10年もの間休むことなく続けてきました。ただ、そんな常識外れの運営方法でもスペースを維持することができたのは、アーティストをはじめ、ここに集ってくれた沢山の方々のおかげだと今改めて思っています。

今回、10年間の活動を振り返るドキュメント本を制作したいと思ったのは、この場所を支えてきてくれた様々な方への感謝の気持ちが大きな原動力となっています。また本プロジェクトを支援していただける皆様には、東京の吉祥寺の小さなスペースに、10年間もの間蓄積されてきた、新しい表現を模索する様々な実験や強い想いを、このドキュメント本を通じてお届けできたらと思っています。

@